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LIME STONE ROOF TILEは地震の多い風土の中を安心して暮らすための完全耐震工法。人と地球にやさしいノンアスベスト(無石綿)素材。ヒューマンハイクオリティーの屋根瓦です。


施工要領書(Construction points)
およそ2008年12月まで使用したもの 2008年7月改定版



 特 徴
環境にやさしい水系塗装により、雨水に強く、長期にわたり変色・退色の心配がありません。
表面は近代的なアメリカ的風土を感じさせる軽妙な仕上がりのL字模様加工
野地と瓦の間にできる空気層が熱伝導を抑えるため、優れた断熱効果 を発揮します。また遮音性にも優れています。
設計・施工時の重要なポイントとなる葺上過重を考えぬいた、重すぎず軽すぎない理想的な重量です。(3.3uあたり108Kg)
野地板に瓦をすべて釘打ちする耐震工法ですので、地震・台風 による瓦のズレ・メクレを防ぎ、安全性への配慮も充分です。
 テクニカルデータ
 ●水系ひかり塗膜性能
試 験 項 目 結 果 試 験 方 法
塗膜密着性 合  格 JIS.K−5400に準ずる
耐水性 異常なし 水侵漬1ケ月間
耐アルカリ性 異常なし 5%カセイソーダ水溶液侵漬1ケ月間
透水性 合  格 JIS.A−5423
塗膜加熱浸水性 異常なし JIS.A−5402
耐磨耗性 合  格 JIS.A−5423
凍結融解性 異常なし ASTM.A法200サイクル
促進耐候性 合  格 サンシャインウェザオメーター2000Hrで著しい変退色のない事
 ●特性データ
寸  法 たて370mm(1尺2分2寸)×よこ345mm(1尺1寸4分)
最大働き寸法 たて303mm(1尺)×よこ303mm(1尺)
葺上り枚数(地瓦換算) 10.9枚/u(36枚/坪)
重  量 3Kg/枚・32.7Kg/u・108Kg/3.3u
比  重 2.0
吸  水  率 5%(JIS A-5402)
曲 げ 強 度 180Kg以上(JIS A-5402)
可  燃  性 完全不燃
不燃材料 国土交通大臣認定番号 NM-1464
 役物

 

 

 カラー


 T.下地の施工
 1、野地板
野地板は12ミリ厚以上の耐水合板(タイプ@)とし、すき間なく張ってください。
屋根ライムストーン用野地材は上記の外、硬質木片セメント板(三井耐火野地板18ミリ、モエンW耐火野地板18ミリ厚)も使用できます。
軒先の野地板の端は垂木、又は、はなかくし板から約40ミリ出して下さい。(図1)
2”×4”工法の場合は弊社にご相談下さい。
 2、アスファルト・ルーフィング
アスファルトルーフィングは23Kg以上を使用し、図3・図4をご参照下さい。
※屋根下地に断熱材(スチロール、木毛セメント板等)を使用する場合は、野地板の下に取り付けてください。
 3、鼻桟
軒先には鼻桟(8分×1寸・背)を軒先より5分(15ミリ)下げて取り付けます。(図1・図2)
4、軒先水切
軒先には軒先水切りを取り付けます。(図2)
図2 軒先水切取付
図1 下地(野地板と鼻桟の取付)
図3 アスファルト・ルーフィング23Kgの納まり
図4 アスファルトルーフィング23Kgの重ね
 
U.屋根材(本体)の施工

 

1、桟瓦の1段目の葺き方

桟瓦は軒先水切りから2寸位、出してケバラ水切りを下より上に引っ掛けて1枚もので張り
はじめ釘打ちします。最後にケバラ水切を横から釘打ちします。(図5・図6)
※この場合アスファルトルーフィング23Kgの上にあらかじめ軒先の下地の仕上げより1尺
の所にスミ出しをし、これに沿って正確に葺いてください。
 
2、2段目以降の葺き方
2段目は桟瓦を半分に切ったもので葺き始めます。スミ出し線とタテ・ヨコの合わせマークを合わせれば自然に位置が決まります。
3段目は1段目同様に、3段目の合わせマークを2段目に合わせると、自然にその位置が定まります。(図7)ケバラの納まりは図8をご参照ください。

図5 軒先の納まり
図6 軒先の葺き方

 2段目以降の葺き方
図8 ケバラの納まり

 3、大棟の納まり 強力棟金具(l=40)その上に防腐材(1.2x1.3)を取り付け山棟をパッキン付ステンレス釘で止める。
  図9 大棟の納まり  
 4、隅棟の施工法 (全てサシ棟で納める)    5、隅棟の施工法 (全て山棟で納める)
  図10 ・ 11をご参照ください。 図12
図10 サシ棟の施工@ 図11 サシ棟の施工A